2011/12/16

12月16日

ランチ中、「訃報 本日まるが死にました」。と実家よりメールが届きました。
まるとは、実家で飼ってた犬です。
17年前、生き物は飼わないと決めてた我が家に小学生の弟の我が儘で欲しいと言い出し、父の友人<山の兄ちゃん>が産まれたてのうちの1番可愛い雑種一匹を持って来てくれたものでした。
名前は丸いからという単純な理由で<マル>になりました。
このマルという犬は私が高校の時、新品のリーガルのローファーを噛んで、半泣きになりながらその靴で怒りに叩いたり、弟が散歩でマルに引きづられ、裏の川に落ち、まるを守った弟が骨折したり、親戚のおっちゃんが弟の小さい自転車でマルを散歩してまたまた引きづられ倒れ、散歩中私のジーパンにうんこつけられたり…婆ちゃんはまるの事を<犬>と固有名詞で呼ぶようになる程様々な悪態をしました。本当どうしようもない犬でしたが、私が大阪いって久々実家に帰る度に尻尾を振ってくれました。
今思えば年々帰る度に弱ってくマルをみて、もっと労ればよかったと思います。
今日父と母は仕事の海苔が暇な時でよかったといい、山の兄ちゃんの所へ亡きがらのマルと、線香と花と、好物の海苔を持っていきました。
婆ちゃんも泣いていたそうです。
居るのが当たり前って永遠に続く訳ないと解ってるのに、年末帰省したらマルがいないのはやっぱり寂しいものです。
なんやかんやで知らない人きたらやたら吠えてた良い番犬でしたし、今となっては愛犬と言える程、吉田家と共に生活してました。そんな悶々と考えてたら久々のミナミのスナックのマスターがご来店。話をしたらびっくりとした顔で、「うちの店、今日で17周年やねん。」
マスターがマルに見えた……ってのはいやいや、でも、近々飲みに行こう。思いました。
17ねん、よく頑張りました!!